東京地裁から破産手続きの開始決定を受けたテレビなどを製造する船井電機。
船井電機のミュゼ転がしなんてことがX(Twitter)などで話題になっています。
事業買収と破産経緯はどうだったの?
今回は船井電機のミュゼ転がしとは?事業買収と破産経緯を簡単に解説してきます!
- 船井電機のミュゼ転がしとはミュゼを買収、一年以内に売却したこと指している
- ミュゼプラチナムを買収した理由は、多角化経営を進め利益を上げようとした
- 売却した理由は、予想したような効果が得られず、広告未払いや店舗での問題のため
- 船井電機の破産はミュゼを買収したのが要因の一つと言える
船井電機のミュゼ転がしとは?
船井電機の「ミュゼ転がし」と言う言葉がX(Twitter)などで話題になっていますが、これは一体どういう意味なのでしょうか?
船井電機の事業の買収や売却といったビジネスでの動向に関連づけられているワードではないでしょうか。
ミュゼ転がしとは
ミュゼプラチナムを買収、一年以内に売却したこと
船井電機はこの一年以内という短い期間でミュゼプラチナムを買収し、売却しています。
この一連のビジネスの動きが転がしと呼ばれる理由なのではないでしょうか。
しかもこのこの買収後に未払い問題などが発生してるのも影響しているものと考えられます。
多額の広告費未払いがあることに買収後に気づくとは・・・
船井電機がミュゼプラチナムを買収売却した理由
ミュゼプラチナムを買収の理由
「世界のFUNAI」として名が知られるようになるまでになった船井電機ですが、近年の韓国や中国メーカーにより価格競争が激化して船井電機は経営が厳しくなっていました。
そのため船井電機は多角化戦略を進めるため、ミュゼプラチナムの買収しました
2023年4月に
美容業界への進出と新たな大きな収益を確保するために脱毛サロンミュゼプラチナを買収しました。
船井電機は「美容と家電を融合させた新しい製品」を開発を目指すとされていました。
この買収は成功するのではないかとかなり期待が寄せられていましたが、結局は船井電機にこの買収は致命的となってしまったのです。
ミュゼプラチナムを売却の理由
ミュゼプラチナムは莫大な広告費を投じ、顧客を増やしていったが一方トラブルも多かった。
船井電機が買収した時点で既にミュゼプラチナムは経営不振に陥り、広告費未払いを続けていたようだ。
▼ミュゼプラチナムを売却の理由
- 予想していた大きな効果が得られそうにない
- 広告費未払い問題
- 店舗運営の混乱(トラブルなど)
船井電機にとってビジネスを拡大し利益を増やしていこうと考えて買収したものが、結果はそれとは正反対だったというところなのでしょう。
2024年の3月に船井電機は、ミュゼプラチナムをKOC・JAPAN社に売却しました。
戦略としては事業買収は中長期的なものとして考えられますが、今回のミュゼプラチナム売却はわずか一年とうい短い期間だったのでかなり業界内外で驚きだったのは間違いありません。
しかも売却先がKOC・JAPAN社、こちらの会社は過去にトラブルなどを関与していたとニュース報道などもされていたこともあり様々な憶測をよんでいます。
船井電機の破産とミュゼ転がしは関係ある?
船井電機の破産とミュゼ転がしは関係あるのかSNSなどでもかなり話題になっています。
船井電機の破産は、ミュゼプラチナムの買収がかなり要因にはなっていると思われます。
経営が落ち込んでいた中なんとか多角化で持ち直そうと考えていた船井電機ですが、ミュゼプラチナの買収により予想を反した結果になったことで船井電機の経営の危機に陥りました。
一年でミュゼプラチナムを売却しましたが、広告費未払いで訴訟を起こされることになりました。
広告代理店のサイバー・バズかですが、連帯保証人である船井電機に対して約22億円の訴訟を起こしました。
この訴訟により経営に大打撃を受け資金繰りが悪化していったのです。
最終的には破産手続きすることとなり約2000人の従業員が解雇される最悪の事態となってしまいました。
負債総額は約460億円にもなっていたらしい
まとめ
今回は船井電機のミュゼ転がしとは?事業買収と破産経緯を簡単に解説してきました!
- 船井電機のミュゼ転がしとはミュゼプラチナムを買収、短期間で売却したこと指している
- ミュゼプラチナムを買収した理由は、テレビの売上不振なため多角化経営を進め利益を上げようとした
- 売却した理由は予想したような効果が得られず、広告未払いや店舗での問題等のため
- 船井電機の破産はテレビの売上不振に加えミュゼを買収したのが要因の一つと言える
船井電機の破産は様々な憶測を読んでいるが約2000人の従業員が解雇されたのは本当に残念な結果だ